MATE研究会の歩み はじめに

MATE研究会の歩み

(20周年記念誌より  1970年から1990年まで)

はじめに

 大阪科学技術センターは、産・学・官の緊密な連携によって関西地域の産業技術基盤を強化しようと、昭和35年、関西の産業界および大阪府・大阪市の肝入りで創立され、科学技術庁、通商産業省共管の財団法人として、幅広い科学技術振興事業を推進している。

事業活動のうち中堅・中小企業に対する技術振興活動は、事業の大きな柱の一つであり、なかでも異業種交流については、昭和45年に活動を始めてから満20年を数え、今日では全国の異業種交流活動の草分け的存在として、中堅・中小企業経営者のみならず、関係各界からも高い評価を受けるに至っている。

 本章では、「技術と市場開発(MATE)研究会」がここまで成長してきた20年間のプロセスについて、「異業種交流15年」(本研究会一五周年記念事業として発刊)との重複を極力避けながら紹介していきたい。 このため、16~20年目のここ五年間の活動にウェイトを置いた内容とし、研究会発足の経緯、および1~15年目までの活動は要約にとどめているが、そのあたりの詳細についてご関心の向きは同書を参照されるとよいと思う。

————————————————————-

研究会発足まで

昭和45年度より15年間のあゆみ

16年目からのMATE研究会活動